・起業したいけど、何から始めればいいの?
・起業するにはお金はどのくらい必要なの?
・起業セミナーは受けた方が良い?有料と無料はどっちがいいの?
こんなことを考えていて、なかなか行動できずにいるのではないでしょうか?
■本記事の内容
・創業・起業セミナーで学ぶこと・印象・感想(筆者の体験談)
・経営について(セミナー全4回のうちの1回分です)
・セミナーを受けるには
■本記事の作者(こんな人が書いてます)
妻が個人事業主になる際に、筆者も新規創業セミナーを受講しています。
実際にセミナーを受講して、学んだことをお伝えしますので、
これからセミナー受講するか迷ってる方にも参考になると思います。
今回は全4回のうちの1つ、『経営』をテーマにした記事になります。
起業と聞くと『難しそう・普通の人じゃムリ』など感じるかもしれません。
ですが多くの経営者もスタートは同じく初心者だったはずですよね。
でも行動までにかかった時間はバラバラで1か月で開業した人、半年、1年、3年・・・
なぜこんなに違いがでるのか?その人の能力の差だと思いますか?
それは能力ではなく、事業の成功期待感が不安感を上回った時なんです。
この記事では起業への不安感を少なくし、
成功期待感を膨らませてもらえるような情報を記載しています。
少しでもあなたの一歩にお役に立てると嬉しいです。
創業・起業セミナーで学ぶこと・印象・感想(筆者の体験談)
筆者は市町村の新規創業セミナーという無料のセミナーに参加してきました。
セミナーで学ぶこと、セミナーの印象・感想についてまとめてみました。
セミナーで学ぶこと
1週間に1回で全4回、各3時間のセミナーでした。
各回のテーマは以下の通りで、正に王道とも言える内容ではないでしょうか?
■セミナーのテーマ
- 経営 ☜今回の記事
- 販路拡大
- 人材育成(雇用)
- 財務
それぞれのテーマ毎に講師が変わるのですが、
経営:キャリアコンサルタント
販路拡大:法人のマーケティング担当
人材育成:社会保険労務士
財務:キャリアコンサルタント
上記のようなプロの方たちから教えていただけました。
一番良かったのは気になる事が質問できることでしたね。
こんなブログ書いててあれですが、ネット見るより聞く方が早いです 笑
セミナーの印象・感想(筆者体験談)
最初に参加するときは、すごく勇気がいりました。
こんな初心者が受けに行って良いのか?周りとのレベル差がすごかったらどうしよう等、
でもよく考えてみてください。
色々知っている人は来ないですよね 笑
自分のような初心者がセミナーには参加するものなのです。
参加者は40人ほどでしたが、
個人的に驚いたのが約3人に1人が既に起業をしていたということです。
その方たちの目的は、
本セミナーの受講が市町村の補助金の要件だったからでした。
起業前にセミナー受講しなかったのですか?と聞くと、
ほぼ全員が何も受講せずに開業届け出しちゃって・・・という事でした。
マジか、けっこう大胆やな!
この人たちは不安感とかないんか!?
と思いましたが、これについては冒頭で記載していた、
成功期待感が不安感を上回る時。というのが、人それぞれ違うからなんだと思います。
但しあまりに早く開業した人に限って、経営状態は・・・まぁ想像通りです 笑
なので補助金を貰うためだけに参加している方が多く、
セミナーも聞かずにLINEしていたり、youtube見ていたり。
うーん、もう知っている事かもしれないけど、
教えてくれてる人にその態度は失礼なのではと思いました・・・
自分はこうならないように、
しっかり自分が納得したうえで開業した方がいいなと思わされました。
それと同時に起業という事に対して、
少しハードルが下がったような気もしました 笑
経営について
経営を考える前にまずは、なぜ創業したいのか?
その動機をしっかりと整理するところから始めましょう。
なぜ事業を始めたいのか
先ずは以下の項目をチェックしてみてください。
□もう会社を辞めてしまったから
□今の会社にいても将来がないから
□いつまでもサラリーマンでは夢がないから
□今の自分の仕事が自分に合っていないから
□自分の好きな事、趣味を活かしていきたいから
□組織に束縛されたくないから
□自由な時間が欲しいから
□具体的に実現させたい事業計画があるから
□金儲けをしたいから
□子育ても終わり、パートより楽しそうだから
□何となく興味があるから
さてどうだったでしょうか?
チェックを付けた理由が誰かのせいだったりしませんでしたか?
他責ではなく自責になりましたか?
もし他責性であるなら、少し立ち止まった方が良いかもしれません。
自責性であるならば失敗をしてもPDCAが回しやすいですが、
誰かのせいにしてしまうと、失敗をしたときに次に活かしにくくなってしまいます。
事業を始めたいのに始めることができない理由
次の項目を上からチェックしていき、全て×が付けられますか?
□ビジネスの分野を定める事ができない
□分野は定めているがビジネスの内容が具体的に描けない
□内容はイメージしているが事業計画を作れない
□事業計画は作ったが、成功する自信がない
□成功する自信はあるが金がない
□妻(夫)が独立に反対している
おそらく全て×をつけられたのであれば、あなたは起業するタイミングが来てるのだと思います。
この中で一番の難関は最後のチェックですね。
ここを無理やり振り切ってしまうのはダメです。
妻(夫)の不安感を少しずつでも減らしていくように、
あなたが行動して結果を見せていくのが一番の解決策です。
起業する際の留意点
続いて起業する際の留意点です。
□お金はみるみる減っていく⇒何が何でも売上+余分な経費はかけない
□法人化にはこだわらない
□現金主義にこだわる
□1人じゃ心配と言って友人と共同経営をすると、必ず失敗する
(孤独に耐えられない人は経営すべきでない)
□事業計画はまず売上高からスタート
(このくらいの生活費が欲しいからのスタートではない)
□うまい話、気軽に近寄ってくる人には注意
この中でありがちなのが、共同経営です。
すごく考えられた良い事業なのに、月日が経つと意見の食い違いが出て、1年後にはそれぞれが別の事業を始めたりすることも多いそうです。
(もちろん全部がそうなるとは思いませんが・・・)
また仲の良い友人であったのに、事業の事で揉めて仲違いしてしまう。
幸せになるために始めたのに、不幸になってしまうというのが何とも辛いですよね。
事業開始までにおさえておくべき知識
□販売・営業の知識
□お金の知識(簿記3級程度)
□自分の販売する知識・サービス
□進出する業界知識や資格
会社登記、社会保険、税務等の知識は開業後必要になってからでも得る事ができます。
おそらくこの中で、一番引っかかるのはお金の知識(簿記3級程度)ではないでしょうか?
少なくても私はそうでした。
簿記なんて商業高校や経理の仕事をしていなければ、関わる事のないものだからです。
今なら会計ソフトなどで簿記知識が不要なものも多いですが、なぜこうなるのか?が理解できる・できないでは自分の事業を客観的に把握できるかの違いがでます。
私も全く関わる事のなかった分野でしたが、
完全素人でも1か月30時間で簿記3級は取得できました!
事業の中でこういう風にモノが売れたら、どういう記帳をするのか?などが何となくわかるようになるので、モヤモヤ感がなくなります。是非みなさんも取得を検討してみてください。おすすめです!
後日、私が簿記3級でどんな勉強をしたのか記事にしたいと思います。
(1か月で30時間程度で合格できましたよ!)
創業・事業計画書とは
創業・事業計画書は、
簡単に言うと日本政策金融公庫や金融機関から、
お金を借りる際に必要になる書類です。
なんだよ。別にお金借りるつもりないし、書かなくて良いじゃん。
ちょっと待ってください!!
用途はそうなのですが、お金を借りなくても是非書いてみることをお勧めします。
理由は自分のビジネスを客観的に分析できるからです。
- 簡潔に文章で説明できるか?(理由や根拠を付けて)
- 資金計画を数字で表せるか?(理由や根拠を付けて)
- 収支計画を数字で表せるか?(理由や根拠を付けて)
これがすらすら書ける人はめったにいません。
身近な人に意見をもらったり、商工会議所などを利用して添削してもらったりしながら、
自分のビジネスを客観的に見つめなおしてみてください。
私も書く前はけっこう自信あったのですが、
けっきょくA3・1枚書き上げるのに3時間くらいかかりました 笑
でも理由や根拠を付けて客観的に表すので、
書いてるうちに、ん?となったりして意外な盲点が出てきて調べなおしたり、
頭や考えが整理されたので、やって良かったなと思っています。
みなさんには創業・事業計画書をバカにせず、
起業する前にしっかりと一度書き上げてみる事をお勧めします。
補助金
補助金・助成金は様々な種類がありますが、
創業時に検討をすることになるのは、小規模事業者持続化補助金です。
■小規模事業者持続化補助金とは
小規模事業者が自社の経営を見直し、
自らが持続的な経営に向けた経営計画を作成した上で行う、
販路開拓や生産性向上の取組を支援する制度
簡単に言うと、
・今どんな経営状態なの?
・それを打破するために何するの?
・その計画ってどんな感じ?
・けっこう良い感じならお金補助するよ
すっごく雑で申し訳ないですが、こんな感じです 笑
(実際には販路拡大に利用することが条件です)
では実際にどのくらいの補助を受けれるのか見ていきましょう。(23年7月時点)
小規模事業者持続化補助金 【公募要領】より
通常枠であれば上限50万円の補助金を受けられます。
補助率2/3というのは、
対象の経費になるものを購入した際に、2/3までなら補助します。ということなので、
50万円のものを購入した場合だと、50万円×2/3=33万円
自分の負担が17万円、補助金が33万円もらえるという事です。
なのでMAXで利用したいのであれば、75万円以上の経費を使う必要があります。
※100万円使っても、上限の50万円しか補助されないので気を付けてくださいね。
セミナーを受けるには
セミナーを受けるなら、市区町村・商工会議所のセミナーを受ける事をお勧めします。
それは以下の理由になります。
■市区町村・商工会議所のセミナーを受けた方が良い理由
- 何より無料で受けれるので、損した気分にはならない
- 同じような境遇の人が集まるので、今後の仲間ができやすい
- 事業を始めた後も継続的に相談ができる(無料で)
- 補助金などを申請するときに商工会議所での添削が必要になる
- 小規模事業者持続化補助金の創業枠に必要な要件を満たせる
ここで私からお話しておきたいのは、『創業枠』になります。
先ほどの補助金の表を見て頂けると、創業枠は補助金額が大きく200万円です。
これから事業を開始するという方は、積極的に創業枠を狙っていくのがお勧めです。
創業枠の要件には以下があります。
『産業競争力強化法に基づく「認定市町村」または「認定市区町村」と連携
した「認定連携創業支援等事業者」が実施した「特定創業支援事業」によ
る支援を受けたことの証明書の写しが必要』
ん?となっちゃいますよね。
簡単に言うと私が参加してきた市区町村のセミナーです。
証明書をもらう要件は1か月以上の期間で4回以上の指導を継続的に受ける事。という事でした。
もし創業枠に申請したいのであれば、近くの市役所や商工会議所に確認してみてください。
親切に色々と教えてくれますよ。
まとめ:セミナーは怖がらずに行ってみよう!
最初にセミナーに参加するのは勇気がいりますが、みんな自分と同じだと思ってください。
何事も行動してみなくては始まりません。
それに無料であれば、肩肘張らずに気軽に参加できるのでお勧めです。
自分の住んでいる市町村のセミナーであれば、
近くに同じ志を持つ未来の経営者と知り合いになれるので、
お互いの近況報告などもできて、良い刺激となりますよ!
是非、恥ずかしがらず参加して積極的に声をかけてみてください。
筆者としては上記の理由から市町村の無料セミナーに参加してみることをお勧めします。
それでは経営についてはここまでにします。
今回の記事を読んだら、是非行動にうつしてみてくださいね!
次回は販路拡大について、ご説明します。
事業を行う上で一番大事な顧客や取引先を増やす、いわゆるマーケティングになりますので、
是非目を通してみてください!
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